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「武器になる知的教養 西洋美術鑑賞」 秋元 雄史著 大和書房 [アート]


武器になる知的教養 西洋美術鑑賞

武器になる知的教養 西洋美術鑑賞

  • 作者: 秋元 雄史
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2018/10/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


世界的教養人になるために

感性だけで美術作品を見ないように勧められる。表現法と美術史の観点からの美術鑑賞が強調される。「世界の知的教養人の仲間入りをするには、世界水準の美術の見方を身につけなければならないのです」「美術鑑賞という行為は、品格ある者にもとめられる教養である、という共通認識が(欧米には)ある」のだという。

最近出版された『人騒がせな名画たち(マガジンハウス)』も、美術作品は「見るものではなく、読むもの」であるとして、感性だけに頼らない美術鑑賞を勧めている。本書でも、フェルメールの作品『牛乳を注ぐ女』が取りあげられているが、解説の視点が若干異なる。『人騒がせな・・』は、どちらかというとその「象徴」的意味合いに注目しての解説となっている。『人騒がせ・・』、『武器になる・・』、どちらも共に面白い。世界的教養人として知識が多いに越したことはない。

2018年12月26日にレビュー

人騒がせな名画たち

人騒がせな名画たち

  • 作者: 木村泰司
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2018/10/05
  • メディア: 単行本



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