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『またすぐに! 会いたくなる人の話し方』野口 敏著 三笠書房 [ビジネス書]





見知らぬ人と信頼関係をきずいていくのは、なかなかたいへんなものがあります。その点でまず間違いのない(修羅場を潜り抜けてきた者にとってはアタリマエと言えばアタリマエの)方法が示されます。それは 「相手を主人公にして話す」ということです。自分中心ではなく相手を話題の中心に据え、自己本位ではなく相手本意の会話をすることです。とはいえ、モンダイは、ソレを具体的にどう応用できるかです。初対面の人とどのようにキッカケをつくり、どのようにして関係を深めていけるか、その具体的な方法が実例をからめて教示されます。話しベタを自認する方には、特に役立つ内容です。すぐ応用できますし、うまく「相手を主人公に」できれば、相手はいい気持ちでどんどん話してくれます。自分はあまり話さずにすみます。そして、好意を得ることができます。営業職だけでなく、日常生活全般にすぐに活かせる内容です。
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『一生お金に困らない山投資の始め方』永野 彰一著 [ビジネス書]


一生お金に困らない山投資の始め方

一生お金に困らない山投資の始め方

  • 作者: 永野 彰一
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2022/01/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



著者の投資法を示す書籍である。著者は、持て余されている「山」を二束三文どころか「一山 1円」で入手する。土地は八百屋の大根以下の価格で売買される。相続等で受け継いだものの管理責任を問われるであろう煩わしさを避けたいなどの思いから、相続人は「これ幸い」とばかりに、著者に1円で「山」を投げ売りするわけである。買い取る土地は、固定資産税がかからない「山」なので、著者は基本的に永久無料で所有できる。そして、著者が狙いをさだめるのは「山」に立つ電信柱である。電力会社は1本あたり200円ほど土地所有者に支払うことになっている。つまり、1本の電柱があれば投資した額の200倍の収益を生み出すことになる。そうした「山」を著者は全国に数多く所持するのである。

この本は「山投資」の勧めの本だが、評者は投資を進めるビジネス書としてではなく、「人間=投資ビジネス」というような著者:永野 彰一を知る書籍として読んだ。永野 彰一 は一般になされているように、何かを安く入手し転売して、その差益を喜ぶということをしない。永野 彰一にとって収益は、銀行口座の数字の羅列が増えることに過ぎない。元手となるカネも、単なる投資の手段である。手段としてそれなりに評価はするが、それに固執執着することはない。ゆえに、損失を恐れない。永野 彰一は、ビジネスをとおして得られる人間関係、そこから得られる学びから、投資の糸口を見出し、そこからビジネスを展開することに歓喜する。そして、一人その喜びを味わおうとはしない。仲間と共に喜ぼうとする。

著者はタイヘン幸せな人である。昔ばなしに『わらしべ長者』というのがある。たまたま転んだ時に手のひらにおさまったわらしべ(1本のわら)を大切にする。その後、つぎつぎと出会う人と今現在自分が所持するモノとを、どんどん交換していく。それは、儲けようとしてのことではない。すべての機会において、他のひとが困っているのを見て、その役に立てばと提供するのだ。そうして、たまたま返礼として得たものが、どんどん高価なものになっていくのである。それが、繰り返されるうちに、初めに手にしたわらしべは、とうとう御大尽(大金持ち)の御姫様に替わる。その家の婿となって、御大尽になる。

永野 彰一に現代の「わらしべ長者」を見る思いである。高速回転するコマを眺める思いであった。著者は、読者に「投資」(というより「投身」に近い)を勧める。自分には元手がない、学歴がない、資格がない、などと言ってないで、先ずはなにかしら「行動」するよう促す。著者自身、多くの失敗もしている。慎重であることの大切さも承知している。しかし、失敗も損失もチャレンジするそのことの醍醐味にくらべれば、どうってことない。自分をオン・ザ・ジョブで鍛えている。すがすがしい思いで読了した。


わらしべ長者: 日本民話選 (岩波少年文庫)

わらしべ長者: 日本民話選 (岩波少年文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/08/18
  • メディア: 単行本



人生に奇跡を起こす わらしべ長者の魔法

人生に奇跡を起こす わらしべ長者の魔法

  • 作者: 元谷 拓
  • 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
  • 発売日: 2021/05/12
  • メディア: Kindle版



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『天才はしつこい 突き抜けた成果を生み出す80の思考』ロッド・ジャドキンス 著 [ビジネス書]


天才はしつこい 突き抜けた成果を生み出す80の思考

天才はしつこい 突き抜けた成果を生み出す80の思考

  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2022/01/27
  • メディア: Kindle版



クリエイティビティを刺激する天才たちのテクニック:「突き抜けた成果を生み出す」思考法が、彼・彼女たちのエピソードと共に80項目示されていく。

本書『はじめに』、次のように記されている。「本書に登場する実在の偉人たちが、平凡なものを非凡に変えた過程をぜひ知っていただきたい。おなじみの古いやり方を長く続ければ続けるほど、凡庸な型に深くはまり込んでしまいかねない。他力本願ではいけない。あなたしだいなのだ」。

非凡な成果は「あなたしだい」(つまり「自分しだい」)という点が強調され、助けられる。80の項目ごとに、まとめ欄がある。単なる要約ではなく、どのように考え当てはめることができるか思考するよう促される。そこだけで独立できそうな充実度である。

80のテクニック項目自体は(能力開発の書籍を多数読んでこられた方であれば特に)どこかで見聞きした既視感のある内容と思えるにちがいない。しかし現にいま、アイデアの創出に難儀している方であれば、本書をパラパラ見開くだけでも、行き詰まりを打開するイイ刺激を得ることができるように思う。

エピソードが新奇豊富で単なる読み物として楽しく読むことができる。文字は大きめで読みやすい。


「クリエイティブ」の処方箋―行き詰まったときこそ効く発想のアイデア86

「クリエイティブ」の処方箋―行き詰まったときこそ効く発想のアイデア86

  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2015/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



「クリエイティブ」の練習帳ーー発想力をとことん鍛える100の難問

「クリエイティブ」の練習帳ーー発想力をとことん鍛える100の難問

  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2019/09/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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「あなたも突然、上手に書けるようになる」出口汪著 [ビジネス書]


あなたも突然、上手に書けるようになる

あなたも突然、上手に書けるようになる

  • 作者: 出口汪
  • 出版社/メーカー: 経済界
  • 発売日: 2014/07/25
  • メディア: Kindle版


苦手意識のある方にとりわけオススメ

たいへん基本的なことが、分かりやすく記され、練習もできます。新書サイズで、厚さ半分、携帯にも便利です。/ 書くことに苦手意識を持ち、上手く伝わらないと嘆いている方にとりわけオススメです。きちんと読んで実践すれば「突然、上手に」なっても不思議ではありません。自分はそこそこ上手に書けると思っている方も発見するモノがあるでしょう。繰り返し読んで身に染ませたい内容です。

2020年3月15日にレビュー

大学1年生のための 伝わるレポートの書き方

大学1年生のための 伝わるレポートの書き方

  • 作者: 都筑 学
  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • 発売日: 2016/04/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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「データの世紀」 日本経済新聞出版 [ビジネス書]


データの世紀

データの世紀

  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版
  • 発売日: 2019/11/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


自分の置かれている状況をよく知ることができる。

【あなたも、データ資源だ!「石油の世紀」は終わり、新たな資源とテクノロジーを巡る争奪戦が始まった。ヒト・モノ・カネが生み出すデータ資源は、企業や国、そして世界の秩序を変える。取材班は、押し寄せるデータエコノミーの光と影を追った。2019年度新聞協会賞編集部門受賞】と内容紹介にある。

「デジタル技術の発達とデータエコノミーの進展が生じさせる経済や社会の変化をつぶさに検証する。分かったことは私たちの歴史に残していく。 / そんな積み重ねこそ報道人の責任を果たす第一歩になる、という確信はある。しかし、記録するだけで十分なのだろうか。もっと踏み込んで伝えられないだろうか(「あとがきにかえて」)」という問題意識のもとに成った労作。

中身は直接ごらんいただくとして、個人的な印象をのみ記すと、「いつの間にか、抜き取られ、囲い込まれていた」というのが実感。自分個人にかかわるモロモロのデータが、サイバー空間に筒抜けになって利用されている。それが便益を図るモノであり、心地よく感じているうちはイイが、支配され、利用され、悪用され、収奪されることもありうる・・。

自分の置かれている状況を(良い意味でも悪い意味においても)知る良い機会になった。

2020年3月9日にレビュー
(以下、当方未読)

データ資本主義

データ資本主義

  • 出版社/メーカー: NTT出版
  • 発売日: 2020/01/23
  • メディア: Kindle版



データ資本主義 21世紀ゴールドラッシュの勝者は誰か

データ資本主義 21世紀ゴールドラッシュの勝者は誰か

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版
  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: 単行本



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WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか? 坪井 大輔著 [ビジネス書]


WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?

WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?

  • 作者: 坪井 大輔
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2019/07/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


「未来」について言及するとともに、ブロックチェーン理解の必要最低限の知識が簡潔に整理されている

「未来」について語る本である。われわれは既に出来上がったシステム、制度のうえで生活している。既得権益をしっかり守るために、システムを守る少数のもとに、いわば奴隷となっている。そうしたシステムを打ち壊す可能性をブロックチェインは持っているらしい。中央集権型のヒエラルキー構造からわれわれを解放するものでもあるらしい。

本書は、技術の本ではなく、思想の本であると著者はいう。オモシロイ思想である。そして、それは既存の技術のうえに構築される。IT技術の歴史のなかに定位できる。そして、その思想のもと試験的な活動がなされている。たいへんな可能性を秘めていることが、示される。

以下は、「序章 ブロックチェーンのいま」からの引用。ほぼそのとおりに本書は展開する。実際、簡潔な解説で、ブロックチェーンを理解するための必要最低限の知識が整理され、世界の未来とその可能性が論じられる。

「本書は仮想通貨取引で大儲けするための本でも、金融業界の再編を論じる本でもありません。極論ですが、この本を読んだ半年後にあなたの資産が増えることはないと思ってください。目先のお金の話ではなく、ブロックチェーンが私たちに何をもたらすかを考える思想の本です。 もちろんブロックチェーンはまだ新しい技術であり、今もその進化を止めていません。世界中の技術者たちが現在進行形で改良・改善を重ねている結果として、バリエーションが急速に増え続け、時間を追うごとに簡潔な解説が難しくなっています。エンジニア向けの最新の技術情報に一つ一つ触れていくとキリがありません。 ですから本書では、主に前半部分を使って、ブロックチェーンを理解するための必要最低限の知識を整理していきます。基本に立ち返り、難しそうな専門用語や数式をできるだけ避け、わかりやすく解説するつもりです。 そして本の後半部分で、今の社会におけるブロックチェーン、そして未来の社会、組織にについて述べていきます。最後に、社会でこんな風に応用できるというアイデア例をご紹介します。」

2020年3月2日にレビュー
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すべての仕事がやりたいことに変わる―成功をつかむ脳機能メソッド40 苫米地英人著 [ビジネス書]


すべての仕事がやりたいことに変わる―成功をつかむ脳機能メソッド40

すべての仕事がやりたいことに変わる―成功をつかむ脳機能メソッド40

  • 作者: 苫米地 英人
  • 出版社/メーカー: サイゾー
  • 発売日: 2014/10/03
  • メディア: Kindle版


「奴隷」から解き放たれる方法が示されている

著者が他の書籍でくりかえし論じていることがマンガ付きで示されます。「ゴール」「ドリームキラー」「スコトーマ」「臨場感(空間を支配する)」「ゲシュタルト」「抽象度を上げる」「フレームを変える」といった言葉が出てまいります。比較的短めな論議がテンポよくなされます。

「過去の本に書かなかったこと」として〈私がゴールの設定を「現状の外にせよ」と口を酸っぱくしていう理由のひとつは、「日本はもはや奴隷の国だから」です。ここで奴隷というのは、他人または社会の価値観に縛られて生きている、生かされている、ということです〉という文章もあります。

「奴隷の国」のなかで、自分が奴隷であることを覚醒自覚した人には、解放の可能性があります。著者は、奴隷解放運動の旗手として「現状の外」に高いゴールを設定し、「want to」で生きることを勧めます。そうすれば、そうこうするうちに、ゴールに導かれるまま奴隷から解放されている自分を見出すという筋書きです。仮にそれで、「奴隷の国」で窮乏に陥ったとしても(とはいえ、生活保護制度もあり日本で餓死することは決してありません)「want to」で生きてるんだからイインジャないのと著者はいいます。窮乏してもしなくても、成功してもしなくても、実際そのように言える自分を見出すことができるとすれば、「have to」の奴隷生活よりイインジャあないでしょうか・・。

2020年2月25日にレビュー

当方未読ですが、このような本も・・

隠された奴隷制 (集英社新書)

隠された奴隷制 (集英社新書)

  • 作者: 植村 邦彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/07/17
  • メディア: 新書



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トヨタで学んだ動線思考 最短・最速で結果を出す 原マサヒコ著 [ビジネス書]


トヨタで学んだ動線思考 最短・最速で結果を出す (単行本)

トヨタで学んだ動線思考 最短・最速で結果を出す (単行本)

  • 作者: 原マサヒコ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2019/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


「動線思考」の導師となる本

ムリ・ムラ・ムダを省いて効率よく仕事をするよう助けるヨクアルビジネス本にちがいないと思いつつ入手した。実際にそうではあるのだが、その道の達人の本だけあって内容にムダがない。生活のなかで「動線」を意識するよう動かされる。意識するとしないとで成果が異なるのであれば、よい結果を産むほうを選びたい。著者は、フィジカル面、メンタル面で「動線」を活かす動き方、働き方を示している。「あれ、ソレ意識してなかった・・」という発見も多い。そして、当てはめるのは決してむずかしくない。また、アタマから全部読む必要はない。著者もそう記している。序章(はじめに)と1章で基本原則を学んで、あとは応用である。必要におうじて他の章を学んでいけばいい。全体2時間もあれば余裕で読み切れそうな本だが、くり返し読んで「動線思考」を自分のものとするまでの導師としたい。書籍・帯の表現からいくなら結果として、動きを十分の一に短縮し、おなじ時間で10倍を生み出せるようになるカモしれない。楽しみである。

2020年2月25日にレビュー

動線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E7%B7%9A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

業界で使い方が異なる!?「動線」と「導線」の意味の違いとは?
https://matome.naver.jp/odai/2141295659264589201#:~:text=%E3%80%8C%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E5%8B%95%E7%B7%9A%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%A9%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E3%81%AE%E7%B7%9A%E3%82%92%E3%81%84%E3%81%86
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「聞き方」を変えればあなたの仕事はうまくいく 上阪徹著 [ビジネス書]


「聞き方」を変えればあなたの仕事はうまくいく

「聞き方」を変えればあなたの仕事はうまくいく

  • 作者: 上阪徹
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/10/28
  • メディア: Kindle版


若い・社会人にはとりわけ役立つものと思います。

数多くのインタビューをこなしてきた著者ならではの「聞く」技術が披歴されます。血肉をともなった知識です。知恵といってイイでしょう。しかし、本書で強調されているのはどちらかと言うと「聞く」技術より“心構えや姿勢”の方です。しかるべき「聞き方」をすれば必ずや功を奏することが、読者に語りかけるような仕方でつづられてまいります。ですから、たいへん読みやすくもあります。/人生経験を経た老練な方たちであれば、すぐに得心できる内容かと思います。同時にアタリマエと感じられもするように思います。しかし、若い方、社会人として歩みはじめた方たちにとっては得難い教訓となるように思います。/ 著者の語りを聞くような文章でもありますので、若干「冗長」に感じるかもしれません。大切な点は強調表示されていますので、必要なときにはその部分だけ見返すこともできようかと思います。/ ちなみに、本書は2012年に日本実業出版社から発行された『会話は「聞く」からはじめなさい」を大幅に加筆・修正したものだそうです。

2020年2月21日にレビュー
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「すごろく経営学(SBビジュアル新書)」平野敦士カール (監修) [ビジネス書]


すごろく経営学 (SBビジュアル新書)

すごろく経営学 (SBビジュアル新書)

  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2019/07/06
  • メディア: 単行本


たいへん理解しやすく、読み進めるのが苦でナイ

Amazonの商品ページにしめされる「内容紹介」どおりの書籍です。小売り商店を(ネット上、実店舗)で立ち上げ、それが成長していく中で、経営学用語が説明されてまいります。おじいちゃんから孫への目線でなされる解説は、「すごろく」の行きつ戻りつの流れの中での解説でもあり、たいへん理解しやすく、読み進めるのが苦になりません。/ 内容的には、入門者用ということになるのでしょう。著者自身『はじめに』で、「本書を読んで興味をもった方は、本書の元本である拙著「カール教授のビジネス集中講義」シリーズ(経営戦略、ビジネスモデル、マーケティング、金融・ファイナンス)朝日新聞出版も参考にしてみてください」と述べています。ロートルの評者としては、もう少し文字が大きければ、文字を大きくして書籍の判型を大にしてくれればと思いもしますが、現在のハンドブック的体裁は携帯にも参照にも便利で捨てがたく思います。kindle版で入手するというのも(実際に見ていないので、拡大表示がどのようになされるかわかりませんが)ひとつの方法であるように思います。


カール教授のビジネス集中講義 経営戦略

カール教授のビジネス集中講義 経営戦略

  • 作者: 平野敦士カール
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2015/01/20
  • メディア: 単行本



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