生き物としての力を取り戻す50の自然体験 ―身近な野あそびから森で生きる方法まで ( オライリージャパン) [アウトドア]
生き物としての力を取り戻す50の自然体験 ―身近な野あそびから森で生きる方法まで (Make: Japan Books)
- 作者:
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2018/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
「野生の感覚と思考」を取り戻すために
文明社会にドップリつかり、自然から引き離され、飼いならされたブタのようになってしまった「野生の感覚と思考」を、野外での体験をとおして取り戻そうという本。その試みが50取り上げられる。イラストと写真が多用され、見て、読んで、楽しい。家族で次の休暇をどう過ごすか計画するにも良い。紹介されている例から、さらに発展させることもできるだろう。
(以下、『目次』) 本書の使い方・楽しむための大事なルール / 生き物としての力を取り戻す(岡村祐介) / 人生にとって大切なことはすべて虫から学んだ(福岡伸一) / 不思議を知覚し、発見する力を養うために(阿部雅世)
Chapter 1 感じる(日本のロックバランシング「石花」で石を立ててみよう 他・省略) Chapter 2 見つける(空飛ぶアメーバ 粘菌を探しに行こう 他・省略) Chapter 3 意識を変える(半月で地球の公転を実感しよう) Chapter 4 食べる(ドングリからデンプンをとって「ドングリもち」を食べよう 他・省略) Chapter 5 身につける(ナイフ1本で火起こし きりもみ式発火を身につけよう 他・省略) Chapter 6 作る(空き缶でウッドガスストーブを作ろう 他・省略)
2018年10月25日にレビュー
「キャンプ気分ではじめる おうち防災チャレンジBOOK」鈴木みき著 エクスナレッジ [アウトドア]
著者は登山イラストレーター。「防災とアウトドアの共通項の多さに唸」ったことが本書の元になったようです。災害時いちばんイイ避難先は(そうできるのであれば)自宅であると言われます。いわゆる「在宅避難」です。「おうち防災」はいちばんストレスの少ない避難方法です。ライフラインが停止した時に、アウトドアでの生活は役に立ちます。どのように活かせるでしょうか。そのノウハウが示されます。これまでアウトドアに興味のなかった方も本書をとおしアウトドアに親しむよう促されることでしょう。カラフルでたいへん読みやすい本に仕上げられています。家族で災害に備えるのにたいへんイイ本です。