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「小学生から身につけたい 一生役立つ語彙力の育て方 」 石黒圭・柏野和佳子著 KADOKAWA [日本語・国語学]


小学生から身につけたい 一生役立つ語彙力の育て方

小学生から身につけたい 一生役立つ語彙力の育て方

  • 作者: 石黒圭
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/10/20
  • メディア: 単行本


子どものあるなしにかかわらず・・

石黒圭著「語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング(光文社新書)」を、さらに分かりやすくして、親子で学べるようにした本。前者はどちらかというと網羅的な印象があるが、こちらはじっくり解説してくれる。子どもに教える(他者に伝える)観点から解説されているので、子どもに教えながら、親も語彙の量(知識量)と質(運用力)を増し加える(ヒントを得る)ことができる。「問題」とその「解説」から構成され、楽しみながら学べるよう配慮がなされている。また、子どものあるなしにかかわらず、こちらを読んでから前者を読むとさらに理解が深まるように思う。

『はじめに』部分には次のようにある。 語彙(力)を増やす方法には二つある。「多様な世界を知ること」。そのために「偏らない読書」は不可欠。もう一つは「言葉からのアプローチ」。言い換えれば「辞書を引いて頭のなかの辞書を鍛える方法」。第1部では、辞書を使った「語彙の量」の増やし方が紹介され、第2部では、「知っている語彙を実際に使え」るよう、「語彙の質」を高めるよう助けがなされる。「とくにこどもたちが作文を書くときに注意が必要な言葉について学び、語彙の運用力を高めることを目指します」。


以下、『目次』

はじめに
第1部 「言葉の意味」が語彙力の基礎
第1章 使える語彙が増える 辞書引き
第2章 想像力で語彙が増える 多義語
第3章 意味のつながりで語彙が増える 類語
第4章 起源の違いで語彙が増える 語種
第5章 組み合わせで語彙が増える 語句

第2部 上手に使う「言葉のセンス」をみがく
第6章 内容を豊かにする かざり言葉(形容詞)
第7章 イメージを伝える オノマトペ(擬音語・擬態語)
第8章 何にでも使える コソア言葉(指示語)
第9章 流れを示す つなぎ言葉(接続語)
第10章 場面で変わる文体(話し言葉と書き言葉)
おわりに

2018年12月25日にレビュー

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

  • 作者: 石黒 圭
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2016/05/19
  • メディア: 新書



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