SSブログ

目次『愛読の方法 (ちくま新書)』 前田 英樹著 筑摩書房 [読書法・術]


愛読の方法 (ちくま新書)

愛読の方法 (ちくま新書)

  • 作者: 前田 英樹
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2018/10/05
  • メディア: 新書



第1章 本とは何であったか
本などなくてもいい / 「人文系」 は無用か? / 本ばかり読んでかえって馬鹿になる人間 / 文字に対するソクラテスの疑い--タムゥスの逸話 / 「書かれた言葉」 の災厄 / 「問答法」 の理想 / 話し言葉と書き言葉 / 巨大な錯覚 / ソシュールの闘い / 中島敦 「文字禍」 / 文字を覚えてから・・・ / 「文字の霊」 に呪われた者 / 言葉への軽信 / 文字は、人のなかの何を損なうのか / 物の 「影」 しか見えない / 文字から拡がる病 / 文字禍から救われる 〈文字の道〉 が昔からあった / 作家の技 / 読む時間 / 優れた本と詰まらぬ本

第2章 文字という〈道具〉を考える
〈道具〉 が出現したこと / 生存競争に勝つための道具と自然の働きのなかに入り込むための道具 / 近代の機械産業 / 道具のもたらす矛盾 / 社会がロボット化する / 道具が含むふたつの方向は、なぜ分岐し続けたか / 「道理」 を知れ / 文字という道具、その二方向 / 暮らしに有用な言葉、魂に植え付けられて育つ言葉 / 日々の愛読の効用 / なぜ、文字というやっかい極まる道具が生まれたか / 人間の内に在る言語 / 話される言葉から文字への移行 / 精神の道具 / ショーペンハウエル 『読書について』 / 馬鹿につける薬はない? / ショーペンハウエルの極論の真意 / 「解説書」 は読むべからず / 書籍哲学者 / 「悪書」 を読まずに済ます技術 / それでも 「古典」 は生き続ける

第3章 生きる方法としての読書
デカルト『方法序説』 / デカルトの愛読者アラン / 「デカルト讃」 / 独創的な肖像画 / 本による教育 / 「死者への礼拝」 / 愛読が死者への礼拝となること / 自分のためだけにする読書 / 吉川幸次郎『読書の学』 / 「批判」と「注釈」 / 書は言を尽くさず、言は意を尽くさず / 「最上至極宇宙第一」の本を読む / 伊藤仁斎『童子問』 / 「古義学」という新しい生き方 / 学ぶのは、この〈私〉である / 性道教 / 人に学問はいらないのか? / 仁斎の「愛」 / 残忍刻薄の心 / 愛のない学問は、人心を損なう

第4章 愛読に生きよ
字義を忘れる道 / 仁斎から徂徠へ / 影響を受けるということ / 古文辞学 / 文字だけに見入る / 意味を離れてみよ / 事物当行之理 / 「道」は言葉に在る / なぜ翻訳するのか / 「口語のリズム」で読む道 / 訓読 / 「訳文」とは何か / 「訳学」と「古文辞の学」 / 文字というものの「さかしら」 / 本居宣長の国学 / 「言霊」の働き / 「学びやうの法」などはない / 道の学問 / 身ひとつの愛読

終わりの言葉


役に立たない読書 (インターナショナル新書)

役に立たない読書 (インターナショナル新書)

  • 作者: 林 望
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2017/04/07
  • メディア: 新書



nice!(1) 
共通テーマ:

nice! 1