『世界の空き家対策 公民連携による不動産活用とエリア再生』 米山秀隆編著 学芸出版社 [社会・政治]
「空き家」問題に取り組むのは日本だけでない
総務省「2013年住宅・土地統計調査」によると、2013年の全国の空き家数は820万戸、空き家率は13.5%となり、10年前に比べ、空き家数は107万戸増加したという。そのうち特に問題となるのは、空き家になったにもかかわらず、買い手や借り手を募集せずそのまま置かれている状態にある空き家。住まなくても維持管理を行っていれば問題はないが、放置期間が長引くと倒壊したり、不審者侵入や放火、不法投棄の危険性が増したりするなど周囲に悪影響を及ぼす「問題空き家」となる。
人口減少と少子高齢化によって、これからますます増えるであろう空き家、「問題空き家」に関し、日本をふくめ諸外国の実態とその対策について専門家が記している。国によって異なる住宅にたいする思い(新築を重視するしないなど)や移民・難民による人口動態なども記され興味深い。
2018年11月20日にレビュー
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2023-07-26 07:22
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