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「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書:西岡 壱誠著 東洋経済新報社 [読書法・術]


「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

  • 作者: 西岡 壱誠
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2018/06/01
  • メディア: 単行本


「知識を運用する」能力を高める「能動的な」読書の具体的な方法を示している

「地頭がいい」人とは、「さっと本質をとらえたり、論理展開がクリアだったり、物事を多面的にとらえたり、知識を使いこなせたり、複雑なことを一言で説明できたりする」人と著者はいう。「地頭力」は生まれつきではなく本の読み方をとおして(変えるだけで)鍛えることができるのだという。それは「能動的な」読書法を指し、本書で具体的に説明されていく。

もともと出来なかった、成績がわるかった(と、謙遜に言うのだけれど、やはり頭がイイんですよね)著者は、東大を2浪。その後、本書の方法に開眼し、「みるみるうちに成績が上がって、気がついたときには東大模試で全国第4位になって、東大に合格し」たそうである。

そのように短期間に目標に到達した自己マネジメント能力の高い方ならではの解説である。ムダがない。つまり、読者からすれば、即戦力になる。

2018年8月10日にレビュー

丸谷才一の読書法(トリアタマのすすめ ?!)
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2017-03-23

目次

はじめに

PART1 地頭が良くなる「東大読書」の5ステップ

STEP1 仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる(東大生は「読み始める前」に考える)
*「読み始める前の準備」で、読解力は劇的に上がる!
* 装丁読みで「少ない情報から中身を推測」する
* 仮説作りで「本の全体像」と「自分の現在地」を明確にする

STEP2 取材読みで「論理の流れ」がクリアに見える(東大生は「読者」ではなく「記者」になる)
* 「記者」になったつもりで読むと「記憶」も「理解」も深まる
* 質問読みで「情報」を「知識」に変える
* 追求読みで「自分で考える力」を鍛える

STEP3 整理読みで難しいことも「一言」で説明できる(東大生は立ち止まりながら読む)
* 整理読みとは何か?
* 要約読みで「一言でシンプルに表現できる」ようになる
* 推測読みで「次の展開」を予測できるようになる

STEP4 検証読みで「多面的なモノの見方」を身につける(東大生はカバンに「2冊の本」を入れている)
* 本は「2冊同時」に読むことで効果が何倍にもなる!
* パラレル読みで「別の切り口から考える力」を身につける
* クロス読みで「思考力」と「幅広い視点」を身につける

STEP5 議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける(東大生は「アウトプット」を重視する)
* 「読みっぱなし」は効果半減
* 3種類の議論読みで「いつでも思い出せる」ようになる

PART2 東大流「読むべき本」の探し方

METHOD 0 「得るものが多い本」をどう探すのか

METHOD 1 売れている本・ベストセラーを選ぼう!
* なぜ「ベストセラー」なのか?
* ベストセラーは「毒」か「薬」のどちらかだ
* ベストセラーは「次の本」への道しるべになる

METHOD 2  信頼できる人のレコメンデーション
* 他の人に考えてもらう、とは?
* 知り合い以外に教えてもらう方法

METHOD 3 時代を超えて読み継がれている古典
* 時代を超えた価値がある
* 「今の考え方」のベースになっている

METHOD 4 今年のマイテーマを決める
* 「今年のテーマ」
* 10冊読める期間で区切ろう

METHOD 5 「読まず嫌い」を避ける
* 知識は深いほうがいい? 広いほうがいい?
* 「読まず嫌いチェック表」の作り方

特別付録 東大読書/ 東大選書のポイントを一挙掲載!
おわりに


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