SSブログ

『10代からのプログラミング教室』 矢沢久雄著  河出書房新社 [教育・学び]


10代からのプログラミング教室 (14歳の世渡り術)

10代からのプログラミング教室 (14歳の世渡り術)

  • 作者: 矢沢久雄
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/12/21
  • メディア: 単行本


10代に限らず、入門者にはうってつけ

「プログラミング(言語)」の基本の基本を教えてくれる本。はじめは難しそうにみえるプログラミングも、できるところからマネしていくうちにだんだん身についていくと励まされる。外国語をおぼえるのと同じようにマネルなかで習得することが勧められる。

コンピュータの機能について学んだのち、実践編としてウィンドウズ・パソコンの「メモ帳」に、プログラミング言語のひとつ「VBScript」を用いての、「肥満度チェック(BMIの数値を出す)」、「数当てゲーム」のプログラミング実習をする。それを進めるなかで、さらに解説が加えられていく。

解説もやさしい。意欲を保てるような配慮が随所にある。実際の文章はつぎのようなもの。「何をするにしても処理を4つ(入力・記憶・演算・出力)に分解し、流れを3つ(まっすぐ進む・分岐する・繰り返す)でとらえる」。この感覚がつかめればプログラマ脳ができあがる。つまり、プログラムを作る時の考え方をマスターできるんだ」。

10代に限らず、入門者にはうってつけの「プログラミング教室」に思う。

2018年2月11日にレビュー

(以下、目次)

はじめに まだプログラミングの楽しさを知らないきみへ

STAGE1 おそれるな、相手を知ればおのずから道はひらける(コンピュータを知る)

1 プログラムを知る (プログラムはプログラムだけでは動かない / コンピュータを動かすにはどうすればいい?)

2 コンピュータは5つのことだけ覚えれば大丈夫 (入力装置 / 記憶装置 / 演算装置 / 出力装置 / 制御装置)

3 基本はとてもシンプルだ (命令できるのはシンプルなことだけ / プログラムは長くなる / でも、シンプルな基本だけわかっていれば、できる)

4 プログラミング感覚を養う (「ボールを投げる」をどう分けて命令するか )

まとめ 4つの機能を意識しよう

STAGE2 プログラミング技術を身につけよう(真似から始めるトレーニング)

1 何を作りたいか考える

2 分解して考える

3 コンピュータの表現にする

4 プログラムを解読してみよう(この記号や言葉は何を表しているのか? / 覚えることは、実は少ない)

5 改良できるポイントを探す(改良ポイント① / うまいプログラムを書く / 改良ポイント② / さらなる改良ポイント案)

6 プログラミングのストーリー展開の作り方

7 さあ、もっと作ってみよう

Next Stage プログラミングは、きみを変える「言葉」

もっとできるようになりたくなったきみへ / プログラミング言語はどう選ぶか / 英語はやっておこう。嫌いにならない程度に / 欲しいものがなんでも作れると思っていい / プログラミングは世界を広げる言葉

おわりに


プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識

プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識

  • 作者: 矢沢久雄
  • 出版社/メーカー: 日経ソフトウエア
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



nice!(1) 
共通テーマ:

nice! 1