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「電通 洗脳広告代理店」苫米地英人著 [社会・政治]


電通 洗脳広告代理店

電通 洗脳広告代理店

  • 作者: 苫米地 英人
  • 出版社/メーカー: サイゾー
  • 発売日: 2014/10/03
  • メディア: Kindle版



以下は、本年1月21日に、上記書籍についてAmazonにレビュー投稿したもの。

タイトルは、「電通」を巨大化させたものは何か?

新聞、テレビなどメディアに巨大な影響力をもつ「電通」。その影響力が、メディアを本来あるべき姿から遠い存在にしていることが示される。メディアは、国民の方ではなく、広告をくれるスポンサー企業(直接的には「電通」)の方を向き、媚びへつらい、権力を監視する役割を果たしていない。それは、権力のもとにある一般市民(つまり、われわれ)に不利益をもたらしている。なぜ、一企業にすぎない「電通」がそれほどまでに巨大化したのか、その背景が示される。巨大化しバケモノのようになっていながら、なぜ独占禁止法が適用されないのか、その理由が示される。その影響力のもと、国民はバカにされ、実際バカになってしまった。バカになっていながら、バカになっていることも分からないあり様だ。ちょうど「電通」というバケモノが目に入らないのと同じだ。きっと、バカになりきっているからにちがいない。著者は、そこに「洗脳」が関係していることを示す。洗脳から抜け出るよう助ける。バカはバカのままでいてはいけない。知識がバカを脱する助けになる。著者はバカをやめるよう呼びかける。本書が出版(東北大震災の翌年に発行)されて後、著者の呼びかけに「電通」の心ある社員はこたえ応じた風はなく、「電通」も解体されてはいない。であれば、各自「電通」の影響力が今でもメディアをとおして行使されていることを忘れずにいる必要がある。騙されないようにする必要がある。騙されないためのカギは知識であり、自分のアタマで考えることだ。

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