SSブログ

東大生の本棚 「読解力」と「思考力」を鍛える本の読み方・選び方 西岡 壱誠著 日本能率協会マネジメントセンター [読書法・術]


東大生の本棚 「読解力」と「思考力」を鍛える本の読み方・選び方

東大生の本棚 「読解力」と「思考力」を鍛える本の読み方・選び方

  • 作者: 西岡 壱誠
  • 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
  • 発売日: 2018/10/31
  • メディア: 単行本


若々しさに打たれた

著者は現役東大生。「東大で40年以上の歴史を持つ書評誌『ひろば』の編集長」とプロフィールにある。本書は、いわゆる読書術・読書法を示すと共に、ブックガイドの役も兼ねている。執筆にあたっては東大生100人へアンケートを実施し、20人へインタビューを行ったという。前半で、東大生の多くが採用している読書法が説かれ、後半で東大生の愛読書・重んじている書籍が取り上げられる。そこで個別の内容とともに、前半で示された方法が展開されもする。

〈東大生が本を読むときに一番大切にしていることは、「楽しむこと」〉。〈「楽しむ」というのは、「本に深く入り込むこと」と同じ意味〉。〈この本の読み方をひとつでも実践して、より楽しい読書をしてみましょう〉と『おわりに』示されている。本と出会い、心を動かされ、没入する。本の世界に入り込み、そこから出て来る。そこで経験したことと現実世界とのつながりを見いだす。既読の本とのつながりを見いだす。〈情報と情報、知識と知識を結びつける力〉、それが教養であり、教養を高める・・・と著者はいう。

本書で紹介されている個々の方法は、既にどこかで読んだ感がある。しかし、その語り口は清新である。読後、その若々しさに打たれて酔ったような心地でいる。本書で紹介された中には、マンガもライトノベルもある。たいへん魅力的に語られている。これまで、ほとんど縁の無かったロートル(当方のこと)だが、挑戦してみようと思う。

2018年12月31日にレビュー

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

  • 作者: 西岡 壱誠
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2018/06/01
  • メディア: 単行本



nice!(1) 
共通テーマ:

nice! 1