仕事力を高める記憶術・読書術 (仕事の教科書mini) 斎藤孝、出口汪、他著 学研プラス [ビジネス書]
よくマトメられていて仕事にすぐ活かせそう
GAKKENから出ている「仕事の教科書mini」シリーズの一冊。
読書術に関しては斎藤孝、小宮一慶両氏が記事を書いている。記憶術に関しては、出口汪、矢沢大輔、碓井孝介、篠原菊紀、その他関連して、安河内哲也、中村亨、安田洋祐、箱田雅彦各氏が執筆者に名を連ねている。
各氏の著作を継続的に読んでいる方にとって新奇な情報はないかもしれないが、色刷りの図解、写真等を用いて直観的に把握できるよう、よくマトメられている点を評価したい。
これから読書習慣を身につけ、効率良い読書をし、それをビジネスに活かすことを願う方、短時間で、要点を把握したい方にお勧め。既読の方であっても、思い起こすうえで役立つように思う。
(ちなみに、個人的には、斎藤先生の「10冊平行読書」と起承転結の「転に着目する」読書法が印象に残った。あとは、「フォトリーディング」に関するマンガも良かった。限られた時間で、ある程度の理解度をもって読みきる方法がフォトリーディングであって、ただ速く読むだけではない、とそこには記されていた)。
目次
1 仕事ができる人になれる!驚きの記憶術(論理→記憶 出口汪―論理力を鍛えれば記憶力がアップする;記憶→仕事 矢沢大輔―効率よく記憶して仕事でフル活用する;暗記→試験 碓井孝介―ノートで暗記して最速で試験を突破する;脳科学者が徹底指南 脳科学が導く方法で記憶力を強化しよう―篠原菊紀)
2 実践的な読書で成功を手に入れる方法(小宮一慶―ステージを上げるインプットの技術;齋藤孝―蔵書1000冊を目指す多読のススメ)
3 7人の専門家に聞く!リテラシーを上げる読書の糸口(英会話 安河内哲也―外国人観光客を「おもてなし」する;数と数式 中村亨―数学の魅力を理解する;経済学 安田洋祐―社会の仕組みを読み解く;宇宙ビジネス 箱田雅彦―新時代のチャンス
2018年10月23日にレビュー