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『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 おのころ心平著 同文舘 [心理学]


人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方 (DOBOOKS)

人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方 (DOBOOKS)

  • 作者: おのころ 心平
  • 出版社/メーカー: 同文舘出版
  • 発売日: 2018/04/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


心身の調子を崩ざないためにも・・・

「バウンダリーとは心理学用語で、自分と他人の間にある境界線のこと。目に見えない人間関係の中で、『ここからここまでは自分の領域、そこから先はあなたの領域』ときちんと線引きしていく方法です」と著者は定義する。

閉ざされた逃げ場のないように思われる人間関係(家族・親族、会社、地域共同体・・・)の中でほど、自分の領域を守り、他者の領域を守る姿勢態度は必要となってくる。ところが、こちらが相手の領域を守る気持ちでいても、相手方は越境・侵入してくることがある。それが、善意に基づくものであったり、権威関係に基づくものであったりすると、線引きするのに(線を明確なものとするのに)困難を覚える場合がある。

我慢して越境・侵入を許しておくと、心身の調子を崩す要因ともなる。どうしたら、カドを立てずに、線引きをすることができるか、(実例を示しなどしつつ)その知恵が示されていく。他者に越境・侵犯されて他者の人生を生きているように感じられる方は、自分の人生を取り戻す助けを得られる。

2018年7月9日にレビュー

(以下、『目次』細目省略)

1章 自分を大切にするバウンダリーという方法
バウンダリーとは何か?
バウンダリーを越えてしまう人々
自分の領域を守るということ
今なぜ、バウンダリーが必要なのか

2章 凛とした人になるバウンダリーの7つの習慣
1初対面の第一印象を重視する
2謎めいた雰囲気を醸す
3専門的に多弁
4ちょっとした不安を相手に与える
5「強烈な第二印象」をつくる
6決定習慣をもつ
7会話をまとめる癖をつける

3章 さりげなく境界線を引くサブリミナル・トークとしぐさ
バウンダリー・トークの基本
存在感が伝わる3つのサブリミナル会話テクニック
長話をイライラせずに聞くコツ
5つのメッセージ・ゾーン
表情を使ったサブリミナル・バウンダリー
しぐさを使ったサブリミナル・バウンダリー
肩を使ったサブリミナル・サイン
第三者の声を使って伝える

4章 ケースで見る人間関係のバウンダリー・オーバー
こんなタイプにどう対応すればいい?
押しつけがましい人
愚痴ばかりの人
嫌味な人
上から目線で話す人
はり合ってくる人
悲観的で心配ばかりしている人
イライラを伝染させる人

ケース・スタディ①上司の頻繁なアドバイスで時間を取られる②一方的に長話をする友人との関係性を変えたい③ママ友から詮索されるのが苦痛④父親との価値観の相違⑤本心と言動に食い違いのある姑

5章 ほどよい距離を判断できる人間関係のマイ・ルールをつくる
マイ バウンダリー・ルールをつくろう
あなたにとっての時間の優先順位は?
交際費からあなたの人間関係を見直す
最小限の人間関係を考えてみる
手放しの人間関係
人間関係の濃淡はライフステージによって変わるもの
マイ バウンダリー・ルール7ヶ条

6章 縛られない・とらわれ過ぎないワンランク上の人間関係へ
日々のバウンダリー意識は、あなたの自尊感情をはぐくむ
自己肯定感のリニューアルチャンスは9年周期でやってくる
バウンダリーの重要性を痛感した20代の出来事
全方向に一律のバウンダリーは不可能
バウンダリーはあなたの感受性を磨き、あなたの才能を開花させる

おわりに


フランス人ママン 「強く生きる子」を育てる75の言葉

フランス人ママン 「強く生きる子」を育てる75の言葉

  • 作者: 荒井好子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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