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目次 『ノーベル賞117年の記録』 山川出版 [世界史]


ノーベル賞117年の記録

ノーベル賞117年の記録

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2017/12/03
  • メディア: 単行本



(以下、上記書籍目次から)

第2章 世界を変えた業績

1901 謎の“光”X線の発見で医療の発展に絶大な貢献をしたレントゲン
1902 生物化学の父の研究は現代でも製造化学分野での基本になっている[ヘルマン・エミール・フィッシャー]
1903 ベクレルが放射線を発見し、キュリー夫妻によって解明が始まった
1904 神経の刺激だけで胃液や唾液が分泌される消化腺の仕組みを研究「パブロフ]
1905 結核菌だけではなく炭疽菌やコレラ菌を発見し、コッホの原則を提唱
1906 フッ素元素を単離し、電気炉を開発[アンリ・モアッサン]
1907 醗酵の仕組みを解明し、酵素学を開く「エドゥアルト・ブフナー]
1908 「原子物理学の父」ラザフォードの元素の崩壊などに関する研究「アーネスト・ラザフォード]
1909 「ニルスのふしぎな旅」などの著作を通じて崇高な理想主義を表現[セルマ・ラーゲルレーヴ]
1910 タンパク質や核酸の研究で遺伝子研究の礎を築く[アルブレヒト・コッセル]

1911 ラジウム、ポロニウムの発見などでマリ・キュリーが2度目の受賞
1912 有機化合物の未来を切り開いた2人の業績[F・グリニャール、P・サバティエ]
1913 アナフィラキシー・ショックの発見とその研究[シャルル・ロベール・リシェ]
1914 結晶によるX線の回析現象を発見し、X線が波動であることを証明[マックス・フォン・ラウエ]
1915 X線による結晶構造の解析。親子で受賞[ヘンリー・ブラッグ、ローレンス・ブラッグ]
1916 文学賞のみに賞が与えられた「ヴェルネル・フォン・ヘイデンスタム]
1917 第一次世界大戦のさなか赤十字が受賞
1918 古典力学では説明できない事象を解き明かす量子論を創始[マックス・プランク]
1919 カナル線におけるドップラー効果の発見とシュタルク効果の発見[ヨハネス・シュタルク]
1920 国際連盟の創設、初代総会議長を務める[レオン・ブルジョワ]

1921 相対性理論ではなく、光電子効果に関する研究で受賞したアインシュタイン
1922 「量子力学の父」ニールス・ボーアに物理学賞
1923 不治の病といわれた糖尿病に光明。インスリンの抽出に成功[フレデリック・バンティング]
1924 心臓に生じる電位の観察方法を考案。心電図の基礎を築いた「ウィレム・アイントホーフェン]
1925 コロイドの研究に一生を捧げる[リヒャルト・ジグモンディ]
1926 物質が原子からできていることを初めて実証した[ジャン・ベラン]
1927 自然への憧憬から発案された「霧箱」は原子物理学に大きな進歩をもたらした[チャールズ・ウィルソン]
1928 紫外線照射でステロイドの一種からビタミンDができることを発見[アドルフ・ヴィンダウス]
1929 ビタミンに関する2つの研究が同時受賞[エイクマンとホプキンズ]
1930 輸血治療に不可欠なABO式血液型の発見[カール・ラントシュタイナー]

1931 貧困者支援から国際平和で活動したソーシャルワーカーの先駆者[ジェーン・アダムズ]
1932 神経細胞の機能に関する幅広い研究で神経生理学を開拓[チャールズ・シェリントン、エドガー・エイドリアン]
1933 モデル生物にショウジョウバエを採用し、遺伝子の存在を証明[T・モーガン]
1934 水素の同位体を発見。単離に成功[ハロルド・ユーリー]
1935 発生の仕組み「形成体(オーガナイザー)」「誘導」を発見[ハンス・シュペーマン]
1936 神経伝達物質の研究で大きな礎を築く[ヘンリー・ハレット・デール]
1937 ビタミンCと壊血病の関係を明らかにした[アルベルト・セント=ジェルジ]
1938 中性子を元素にぶつけて多数の放射性同位体元素をつくる[エンリコ・フェルミ]
1939 性ホルモンの結晶を単離し化学構造を明らかにした[アーネスト・ローレンス]
1940~1942:該当者なし

1943 血液を凝固させるビタミンKが発見され、その構造が明らかに[カール・ピーター・ヘンリク・ダム]
1944 核磁気共鳴は原子爆弾、核磁気共鳴画像法(MRI)にも応用された[イジドール・イザーク・ラービ]
1945 感染症を防ぐペニシリンが発見される[アレクサンダー・フレミング]
1946 X線照射で突然変異が起こることを発見[ハーマン・J・マラー]
1947 電離層までの距離を測定し、電波通信技術の発展に貢献[エドワード・アップルトン]
1948 DDTは殺虫剤にも農薬にも使われたが環境ホルモン作用が判明[パウル・ヘルマン・ミューラー]
1949 湯川秀樹、「中間子理論」で日本人初のノーベル賞受賞者に
1950 人文科学分野での著作に脈打つ思想が評価される[バートランド・ラッセル]

1951 黄熱病の研究で野口英世の仮説を覆したウイルス学者[マックス・タイラー]
1952 アフリカでの医療活動に生涯を賭けた「密林の聖者」[アルベルト・シュヴァイツァー]
1953 戦争や政治の舞台裏を文学で遺したイギリスの宰相[ウィンストン・チャーチル]
1954 平和賞に込められた難民救済への称賛と期待[国連難民高等弁務官事務所]
1955 生理学・医学賞の選考機関(カロリンスカ研究所)が輩出した初の受賞者[ヒューゴ・テオレル]
1956 コンピュータの小型化はトランジスタの発明から始まった[ショックレー、バーディーン、ブラッテン]
1957 “20世紀最高の哲学者”をも唸らせた世界観、しかし・・・[アルベール・カミュ]
1958 タンパク質の分子構造の解明で医薬の発展に寄与[フレデリック・サンガー]
1959 実は“失敗”だったDNAとRNAの人工合成[セベロ・オチョア、アーサー・コーンバーグ]
1960 “放射線炭素の量”で年代を測る方法に潜んでいた罠[ウィラード・リビー]

1961 対話と紛争解決に奔走した若き国連事務総長[ダグ・ハマーショルド]
1962 “世紀の発見”は他人の未発表データが鍵だった[ワトソン、クリック、ウィルキンス]
1963 量子力学の功労者、ウィグナーの光と陰[ユージン・ウィグナー]
1964 人種差別に非暴力で対抗した”アフリカ系アメリカ人”[キング牧師]
1965 量子電磁力学の発展に朝永振一郎らが貢献[ファインマン、シュインガー]
1966 “がんの原因”の発見から55年後の栄冠[ペイトン・ラウス、チャールズ・ブレントン・ハギンズ]
1967 物を見ることのできる仕組みを解明[グラニト、ハートライン、ワルド]
1968 抒情的表現で日本文学の新境地を拓いた川端文学
1969 資本主義社会に労働者の権利を根づかせた国際機関[国際労働機関 =ILO]
1970 政治に翻弄された正統派ロシア文学の継承者[ソルジェニーツイン]

1971 1枚のフィルムから3次元像が浮かびあがるホログラフィーを発明[ガーボル・デーネシュ]
1972 超低温下における超伝導現象の理論化成功の裏に[バーディーン、クーパー、シュリーファー]
1973 日本企業の技術者が成し遂げた世紀の発見[江崎玲於奈]
1974 議論を呼んだ日本人初、佐藤栄作元首相の平和賞受賞
1975 “水爆の父”から“軍縮と人権の旗手”となった科学者「アンドレイ・サハロフ]
1976 “規制なき市場で経済成長”が招いた貧富の格差[ミルトン・フリードマン]
1977 ライバル心がもたらした内分泌学の革命的変化[ギルマン、シャリー、ヤロー]
1978 独創的な「化学浸透説」で世紀の難問を解いた孤高の人[ピーター・ミッチェル]
1979 一滴の水を大きな慈愛で大河に変えた修道女[マザー・テレサ]
1980 母国を離れ、母国を見つめ、母国語に執着した亡命作家[チェスワフ・ミウォシュ]

1981 「フロンティア軌道理論」の福井謙一が日本人初の化学賞を受賞
1982 “情報経済学”と“規制の経済学”の先駆け[ジョージ・スティグラー]
1983 トウモロコシに問いかけ続けて“動く遺伝子”を発見[バーバラ・マクリントック]
1984 人種隔離政策に非暴力で粘り強く立ち向かった大主教[デズモンド・ムビロ・ツツ]
1985 動脈硬化症につながるコレステロール代謝異常の仕組みを発見[マイケル・ブラウン、ゴールドスタイン]
1986 電子顕微鏡の開発、発展に貢献[エルンスト・ルスカ、ビーニッヒ、ローラー]
1987 北里が発見し、利根川が解明した「抗体」のミステリー
1988 止まない戦火、終わりなき紛争解決への道[国際平和維持軍=PKF]
1989 チベットの自治を求め、非暴力で闘い続けた政教の司[ダライ・ラマ14世]
1990 わずか6年で世界を変えた、東西冷戦終焉の象徴的人物「ミハイル・ゴルバチョフ]

1991 逆境の耐えて闘ったミャンマー民主化運動のヒロイン[アウンサンスーチー]
1992 世界中の研究者が使う素粒子検出器の発明者[ジョルジュ・シャルパク]
1993 呉越同舟でアパルトヘイトを乗り越えた2人の指導者「ネルソン・マンデラ、デクラーク]
1994 戦後日本人の生き方をグローバルな筆致で描き続けた大江健三郎
1995 環境問題に関するテーマで初めてのノーベル賞[パウル・クルッツエン、ローランド、モリーナ]
1996 ありえないと思われていた“炭素第三の同位体”の発見[カール、スモーリー、クロトー]
1997 金融工学の新たな数理モデル、その実践の果てに[ロバート・マートン、マイロン・ショールズ]
1998 世界の飢餓・貧困対策に貢献した“幸福追求の経済学”[アマルティア・セン]
1999 “医療と証言”をアイデンティティとする国際緊急医師団[国境無き医師団=MSF]
2000 「電気を通すプラスチック」誘導性ポリマーを白川英樹らが開発[マクダイアミッド、ヒーガー]

2001 「鏡像体」分子を作り分ける技術に貢献した野依良治[ノールズ、シャープレス]
2002 カミオカンデでニュートリノの検出に成功した小柴昌俊[レイモンド・デイビス、ジャコーニ]
2003 核磁気共鳴画像法(MRI)開発、実用化に貢献[ポール・ラウターバー、ピーター・マンスフィールド]
2004 ユビキチンシステムによる細胞内タンパク質の分解の仕組みを解明[ハーシュコ、チカノーバー、ローズ]
2005 原子力技術の軍事転用に目を光らせてきた“核の番人”[国際原子力機関、エルバラダイ]
2006 ビッグバンの名残「宇宙背景放射」の観測で宇宙の起源の解明へ[ジョージ・スムート、ジョン・マザー]
2007 “地球のために人類ができること”を問い続けた人々[ゴア元米国副大統領]「IPCC]
2008 日本の大学で学んだ南部陽一郎ら4人の科学者が2部門で同時受賞[益川、小林、下村]
2009 国家、民族、宗教の境界を越えた相互理解を提唱[オバマ米大統領]
2010 工業製品の製造に革命を起こした根岸英一らによる化学反応の発見[鈴木章、ヘック]

2011 神経細胞の機能に関する幅広い研究で神経生理学を開拓[ボイトラー、ホフマン]
2012 再生医療の可能性を切り開くiPS細胞を開発した山中伸弥[ジョン・ガードン]
2013 正反対の理論を発表した経済学者たちが同時に受賞[ラース・ハンセン/ ファーマ、シラー]
2014 「21世紀を照らす明かり」青色発光ダイオードを発明した赤崎勇ら[天野浩、中村修二゙]
2015 「ニュートリノ」が質量を持つことをきっちり証明した梶田隆章ら[アーサー・マクドナルド]
2016 「オートファジー」のメカニズムを発見した大隈良典
2017 世界に広がった連帯の力で「核兵器禁止条約」を実現[核兵器廃絶国際キャンペーン]


ノーベル賞の真実: いま明かされる選考の裏面史

ノーベル賞の真実: いま明かされる選考の裏面史

  • 作者: E. Norrby
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2018/03/30
  • メディア: -




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