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『頭のいい人は暗記ノートで覚える!』 碓井孝介著 三笠書房 [教育・学び]


頭のいい人は暗記ノートで覚える! (単行本)

頭のいい人は暗記ノートで覚える! (単行本)

  • 作者: 碓井孝介
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2016/05/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


社会科系の資格取得等に功を奏する効果的効率的暗記法

社会科系の資格取得等に功を奏する効果的効率的暗記法が紹介されている。語学など他の学科にも、その理屈は応用できるにちがいない。本書は、点をとるための最短のルートを教えてくれる。要領のいい、利巧なやり方である。《やってはいけないのは、正しい理由をずっと追い求めることです。テキストや参考書を開いてすぐに見つからなければ、「こじつけ理由」を考え、覚えたほうがよいのです。あくまで「こたえ」が最も大切なのですから、必要以上に時間をかけるのは費用対効果がよくありません// 勉強ができる人は、うまく手を抜くことを知っています(4章の「なぜ?」-理由を考えると忘れなくなる?)》という文言もある。こうした方法に違和感をおぼえる方もいるように思うが、うまく世渡りしていく要領のいい方法であることはまちがいない。

2016年9月29日にレビュー

目次
1章 頭のいい人は「ムダに」勉強しない!

①「覚えなくていいもの」はさっさと捨てる(頭のいい人は「覚え方」が少し違う!/ 記憶は「シンプルに覚える」ほど強くなる)

②頭のいい人は「ターゲットをしぼる」(「覚えなくていい知識」を見分けるコツ/ 「3冊中2冊に書いてある」なら絶対覚える)

③「ポイント」を効率よく見つける、勉強する(「問題集を解く→本を読む」が正しい勉強/ 「正答率30%未満の問題」は無視していい)

④仕事も勉強も「過去の事例」にヒントがある(過去を知ると未来が予測できるー過去問の意味/ 答えは「過去の事例」の周辺にある?)

⑤今日から「短く、簡単に」覚える(「シンプル化」すれば9割覚えられる!/ 長い文章は「主語+述語」で要約すると簡単!/ 「つまり」でまとめれば、さらに簡単!)

2章 情報は「まとめる」と覚えやすい

①知識をつなげて「記憶の鎖」をつくる(「忘れない記憶」には1つ、共通項がある!)

②マジカルバナナ式連想法ー「まとめる」技術(思いつくまま、自由に連想する法)

③「視野を広げる」となぜ、頭がよくなるのか(たとえば「同時代にほかの地域では何が起きたか」考える/ 「視野が広い人ほど、勉強も暗記もできる)

④結果が必ず出る「暗記戦略」のすすめ(仕事にも勉強にも「ヤマのはり方」がある!/ 「過去問」で周辺情報を一気につなげる)

⑤図表を使って「効率よく覚える法」(図表には、連想のキーワードが集約されている/ 「共通項がある」から簡単に連想できる!)

⑥「1の労力で2つを覚える」勉強法(「キーワード」と「説明文」はセットで覚える/ 「出題パターン」を見つけると勉強効率も上がる)

⑦世界史も英語も法律も「まとめる」と覚えやすい!(慣れれば簡単! これで「記憶の鎖」を増やそう!)

3章 「イメージで覚える」と絶対に忘れない!

①「図で覚える」だけで記憶が強くなる!(暗記には「イメージ+チャート」が効果絶大!)

②「こたえ・なぜ・つまり」--3点暗記法(まず「トライアングルの形」を脳に焼きつけよう/ 「思い出すきっかけ」まで一緒に覚える)

③「思い出せるように覚える」のが暗記の鉄則(「アウトプットまで見すえたインプット」が重要!/ 「自分で自分に説明する」頭の整理法)

④「エピソードにする」だけで忘れない(のぞみ・ひかり・こだま」 名前の由来を知る効果/ 「なぜ?」-理由を考えると忘れなくなる?)

⑤「とことん具体化」して覚える!(記憶力がいい人でも 「抽象的な情報」は覚えにくい/ 「ルネサンス時代」なら「ダ=ヴィンチ」と関連づける

⑥「1つ残らず全部」覚える法(中身を覚える前に「覚える数」を覚える)

⑦言葉は「短ければ短いほど」記憶に残る(短縮して覚えると、時間も労力も短縮できる/ 「JT」-頭文字をつなくだけでいい!)

4章 「チャート」にすると文章もすぐ覚えられる!

①「覚えやすくて忘れにくい記憶」のつくり方(「文章」より「図式」の方が、圧倒的に記憶に残る!)

②チャートなら「プレゼン内容」もスッキリ整理できる!(まずは「ストーリーの大筋」をつかむ/ チャートで覚えると「文章力」も格段にアップ!)

③頭のいいマークの使い方(並列の情報は「・」マークで整理!/ 「理由」「結論」「逆接」も図でスッキリ!)

④「うっかりミス」をエピソード記憶にする法(「体験したことは忘れない」を暗記に活かす)

⑤「全体→細部の順」で覚える! 思い出す!(論文試験」こそチャートを使う!/ 「チャートの形」を覚えるのが意外なコツ)

5章 「メモ」を使えば、暗記効果がさらにアップ!

①「暗記ノート」は使えば使うほど頭がよくなる(「メモの取り方ひとつ」で暗記力は上がる)

②「自分の知識」をフル活用する法(「暗記ノート」と「暗記ツール」をつなげよう/ 「どの問題集に出たか」を記録するメリット)

③横断学習ー「覚えた知識」を「使える知識」にする(「暗記ノート⇔問題集」で実戦力を強化!/ 「視野を広げる」勉強法のコツ)

④頭のいい人は「あれもこれも」しない!(「復習する量」を効率よくしぼるコツ/ 記憶が定着していれば「問題番号」は消す)

⑤勉強効率を高める「モチベーションアップ」法(「勉強した量を見える化する」すごい効果/ 「〇、△、X」マークで効率よく復習できる)

6章 もっと頭のいい「暗記ノート」10倍活用術

①「まとめる欄」を使って「頭の体操」をしよう(「クイズ感覚」で楽しく記憶を鍛える/ 記憶ゲーム;キーワードから何個思い出せる?)

②「覚える欄」を使って「瞬間暗記」をしよう(目線を「L字型に動かす」だけで暗記力アップ)

③脳ミソのシワを増やす「予測勉強」法(頭は「使えば使うほど」良くなる!/ 「なぜ?」「つまり?」-その先を予想してみる/ チャートの「形→キーワード」の順で予想する)

④「1週間に一度」、記憶の点検日をつくる!(「暗記ノートの全ページ」に目を通す日/ 得意なページは少なく、苦手なページは多めに)

⑤「暗記ノート」をもっと使えば、もっと頭がよくなる!(英語も「暗記ノート」で覚えなさい!)

エピローグ 「暗記ノート」で人生の目標を実現しよう!

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