目次:『新聞の正しい読み方:情報のプロはこう読んでいる!』松林薫著
以下、上記書籍の目次
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第1章 新聞の構成を知る
1 1面にはなにが書かれているか
新聞の「最新版」とはなにか/ 「スクープ」とはなにか/ コラム・企画記事など
2 見出しには意味がある
ニュースの「格付け」/ 見出しの段数でランクが決まる/ 「超弩級」のニュース見出し/ ネットニュースの見出し/ 見出しとリードで速読する (コラム:メディアリテラシーの原風景)
第2章 記事の中身を読む
1 記事の種類
記事の大きさと位置による分類/ 記事の形式による分類/ ニュースソースや取材手法による分類
2 リード文に注目する
「スクープ」の表現/ スクープを逃した側の表現
3 主題に注目する
「ニュースソース」は誰か/ 「オフレコ」の意味
4 情報の「質」の違いを意識する
新聞情報の正確性/ 事実と推測を表現から区別する/ 新聞における「主張」/ (コラム:削り)
第3章 新聞ができるまで
1 記事ができるまで
取材し、編集する-記者・デスク/ 見出しを付けるー 整理部/ チェックから印刷へー 校閲部・印刷所
2 新聞社はどんな組織か
記者は最下層/ 部間の争い
3 新聞業界の構造
一般紙・通信社・NHK / 政治的スタンスの違い(コラム:日本の新聞の特殊性)
第4章 新聞記者を理解する
1 記者の仕事
読者に代わって「情報処理」をする/ ニュースを集めるー収集、発掘、体験、検証//ニュースの加工ー選別、消化、解釈、主張// ニュースの価値を判断する/ 新聞社の事情による判断
2 記者はどうやってネタを取るのか
機密情報を獲得する/ 「秘密情報」を得る手法/ 自ら秘密を話すとき
3 記者はどのように評価されるか
記者はなにを考えているか/ 記者は「競争」をしている
4 新聞と権力
癒着はあるのか/ 新聞と「圧力」/ 本当に大きいのは「読者の意向」
「エリート」はなぜ新聞を読むのか
それぞれの立場での活用法/ 新聞の選び方
第5章 情報を立体的に読み解く
1 情報の3次元分析
プロは情報をどう見るか/ 発信者の「表現」/ 発信者の「立場」/ 発信者の「動機」/ バレンタインデーの例で考えてみる
2 新聞記事の3次元分析
記事の重要度を分析する/ 記者の行動原理から考える
3 誤報を見分ける
誤報とはなにか/ 当事者の反応/ 本当に「誤報」だった場合
4 ニュースの背景を立体的に読む
情報を集める/ 本から情報を得る
5 ビジネスに応用する
取引相手を分析する/ 相手の反応をノートに記録して分析/ (コラム:『クライマーズハイ』)
第6章 ニュースを「流れ」で理解する
1 政治面を読む
予算をめぐるスケジュールを押える/ 国会のどこに注目するか/ 政治家と官僚たちの夏
2 経済面を読む
経済の流れを理解する/ GDPはなぜ重要か/ 景気サイクルを理解する
3 国際面を読む
署名に注目する/ 現場の重要性
4 社会面を読む
事件記者を分析する/ 刑事事件の手続きの流れ/ (コラム:日経新聞の読み方)
第7章 情報リテラシーを鍛える
1 過去・現在・未来の視点を持つ
新聞の縮刷版を読む/ 変化のスピードをつかむ/ 予測の精度を知る/ 記事の歪みを正す
2 自分の感情をコントロールする
「犯人」への怒り/ 「松本サリン事件」を読む/ 結論をすぐに出さない/ 複数の立場から読む/ (コラム:スクラップをつくる)
おわりに/ より理解を深めたい方のための読書案内/ 参考文献/ 参考・引用リンク集