「文系のためのめっちゃやさしい 次元」監修 浅井祥仁 (ニュートンプレス) [物理・化学]
「4次元空間」など言うところの「次元」について教示する本。対話形式で基礎の基礎から進められる。2色刷りで行間が適度に開けられ読みやすい。「知識ゼロから読める超入門書」とあるとおりの本。寝転がりながら寝落ちせずに読める。あらたな発見、視点をもてること必定。数学”的”哲学”的”な話の好きな方垂涎の書。(以下、「時間」について記された部分を引用)
「時間」は、古代よりさまざまな議論が続けられてきました。時間とは何かについて最初に考えたのは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスだと言われています。アリストテレスは、著書『自然学』で、「時間 とは”運動”の前後における数である。時間 は運動を記述する道具にすぎない」と論じました。
ここでいう運動とは物事の変化のことです。つまりアリストテレスは、「時間 は運動や変化が起きてはじめて認識できるもので、運動や変化がなければ 時間 は存在しない」と考えたのです。
(それに対して・・) ニュートンは1687年に、‥『プリンキピア』を刊行しました。(略)この『プリンキピア』の中で、時間 について「物体などの運動の有無に関係なく、この宇宙では一様に 時間 が流れている」と提唱したのです。そして、この考えにもとづく時間を 絶対時間 と呼びました。
p135,6
「数学を理解するということ」深谷賢治
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はじめも終わりも無い?
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