4・20 [通読・積読中]
時間の言語学: メタファーから読みとく (ちくま新書1246)
- 作者: 瀬戸 賢一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/03/06
- メディア: 新書
物理学でも哲学でもない、言語学からみた時間論。〈時は金なり〉等、現代人が縛られているメタファー(隠喩)を明らかにする。
時間は抽象なので、私たちが時間を認識するとき、なにかに「見立て」るしかない。この「見立て」つまりメタファーを分析することで、“時間”を具体的に意識化することができる。近代において最も強固な「見立て」は“時は金なり”のメタファー。コーパスや、具体的なテキスト(「吾輩は猫である」「モモ」等)を探り、私たちが縛られているさまざまな時間のメタファーを明らかにした上で、新しい時間概念(「時間は命」)を模索したい。
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いつの時代も、光は言葉にある。/ 膨大な書籍群の中に飛び込み、6年半かけて発見しつづけた、次代へつなげたい知と魂! / 中央公論社で約30年、その後、新潮社で6年あまり。 出版文化の本流のなかで、編集者として、錚々たる著者陣、先輩編集者、デザイナー、文化人たちとの仕事と交流を重ねてきた著者が紐解く、「言葉」の近現代。 明治草創期に起こった出版という大河が、ここに! / 300超のメルマガから厳選した、必読の37本を待望の書籍化。
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コレクティヴ・ジャーナリズム-中国に見るネットメディアの新たなる可能性-
- 作者: 章 蓉
- 出版社/メーカー: 新聞通信調査会
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: 新書
本書は、平成27年度に東京大学大学院学際情報学府に提出した博士学位請求論文『中国における参加型メディアの成長とジャーナリズムの新展開に関する研究-「コレクティヴ・ジャーナリズム」の定義と考察-』を一般読者向けに平易にし、刊行したものである。中国のジャーナリズムの現状を分析し「コレクティヴ・ジャーナリズム」という新しい概念を提起し考察している。
章 蓉(ショウ ヨウ Zhang Rong)中国浙江省出身。北京大学卒業後、人民日報社・人民網記者・編集者を経て、2003年来日。東京大学・大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。16年4月より朝日新聞社デジタル編集部(witnews編集部)記者。
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数式でもない実装でもない、
半径3メートルの身近なアルゴリズムはこんなにわかりやすい!
プログラミングにおいて、アルゴリズムは欠かせません。
それは「Hello World」から昨今のAIやIoTに代表される機械学習や
ディープラーニングに至るまで変わりません。プログラミングとは、
裏を返せば、アルゴリズムをいかにして見通しよく実装するかにあるからです。
けれども、アルゴリズムの学習というと、七面倒臭い理屈の山と数式の谷間で
迷子になるのが、これまでの一般的な在り方でした。
そこで本書は、イラストを多用し、デファクトと言われるアルゴリズムが
なぜデファクトなのか。けれども場合によってはデファクトたりえないのは
なぜなのか。その差を分ける基準は何なのかを平易に解説してくれます。
アルゴリズムと聞くとアレルギー反応をおこす方でも、安心して
その奥深い世界の扉から漏れてくる、豊かさの一端に触れることが出来るはずです。
【目次】
第1章 あれもこれもアルゴリズム
第2章 並べたり差し込んだり選んだり:ソート
第3章 同じ手順で何度でも:再帰
第4章 ちっちゃくしてから考えよう:クイックソート
第5章 関連付ければ話も早い:ハッシュテーブル
第6章 グラフを作れば見えてくる:幅優先探索
第7章 本からピアノへ物々交換大作戦:ダイクストラ法
第8章 問題は続くよどこまでも:貪欲法
第9章 ドロボーは計画的に:動的計画法
第10章 分類したら予測して:k近傍法
第11章 この先にはなにがあるの?
第12章 答え合わせ