「家族でそなえる防災・被災ハンドブック」天野勢津子作・絵 イースト・プレス
イラスト・図解でまるっとわかる! 家族でそなえる防災・被災ハンドブック
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2023/01/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
地震・津波・台風・集中豪雨・土砂崩れ・火山噴火などへの実際的な情報が備えられ、「忘れたころにやってくる天災」への不備を正されます。
《国の地震調査委員会(2022年1月)によると、今後40年の間にM8~M9クラスの南海トラフ大地震が発生する確率は90%程度といわれている》そうです。よく30年で70%という数値を聞きますが、40年になると+20%確率がはね上がるということです。ほとんど間違いなく(間違ってほしいところですが)やってきます。今後40年の間のいつかということですから、それは今日かもしれませんし明日かもしれません。
本書は災害への備え、被災時の対応、被災後できることが約50の項目にまとめられています。フルカラーでイラストも多く、たいへん読みやすいハンドブックです。
章立ては以下のとおりです。01「その日」に備える!被災してもなるべく快適に暮らしたい / 02「その日」がきた! / 03 被災時における からだとこころの健康管理 / 04 いのちをまもるための知識 / 05 被災後の暮らしとお金の話 / 06 教えて!矢守先生 防災心理学とクロスロード
個人的には『非常用持ち出し袋』を3種用意することが意に留まりました。外出先での被災に備え常時携帯するグッズを入れておく「0次の防災ポーチ」。緊急時に家族各自が持って逃げる「1次持ち出し袋」。災害が落ち着いて、安全が確保できたあとに持ち出し、避難所で3日間程度生活するための「2次持ち出し袋」。それぞれどのようなモノを入れることができるかイラスト付きで示されます。
家族構成、住む地域などが異なるとしても、ひとりひとりがそれぞれに啓発され、しかるべき備えをするよう心うごかされるものと思います。
科学の目で見る 日本列島の地震・津波・噴火の歴史 (BERET SCIENCE)
- 作者: 進, 山賀
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2016/07/23
- メディア: 単行本